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『誘われたら断らないので』

ひまわり🌻を応援して下さっている皆さま♡いつもありがとうございます。

もう9月…あっという間に🍁秋になって⛄冬になって、🎍正月になって…時間が経つのが早すぎます(^^;

副所長の夏休み

私は医者としても、人としても尊敬する整形外科の先生の教えを忠実に守って生きています。

それは「誘われたら断わらない」ことです。

さて、我が家のお正月は1年の目標を書く書初め大会が恒例です。

今年は事業拡大、受験成功などが並ぶ中、義理の兄が「富士登山」と書き出しました。私は過去に2回富士登山🗻をしたことがあり、「あれは見るもので登るもんじゃないと」、多くの人が言っているのを、その通りだと思い知っています。へぇーと聞き流しているとみんなの視線👀を感じ、まさか…。経験者の私と登るつもりです。

えっ!?いやいやいや…。

すると兄が「一生に1回は富士登山がしたい。一緒に行ってくれないなら1人でも行く。」

誘われたら断らないので、この夏は人生3回目の富士登山に行ってきました。

富士吉田ルートで午前11時スタート、目指すは八合目の山小屋。

高山病予防には深呼吸と水分補給が大切なので、ゆっくり身体を慣らしながら進みます。

五合目から六合目までは楽々クリア。でもここに下りの時の救世主、お馬さん🐎🐎が数頭待機しています。この時点では馬なんて乗る人がいるのかと誰もが思うでしょう。

六合目から七合目は岩場が出てきて一気に登山感が出てきます。雲と同じ高さを歩いている感覚です。

七合目から八合目まではさらに岩場も急になり、息があがり、足もおしりも痛くなってきます。もうすぐ山小屋、もうひと踏ん張りです。

17時30分山小屋に到着し、眼下に広がる雲海を見ると疲れは帳消しです。カレーライス🍛を食べ、歯磨きをして19時就寝、山頂アタックに向けて23時起床予定。

23時起床、ヘッドライトを付けて八合目から九合目を目指します。九合目に行くまでには本八合目、八合五勺と通過せねばならず、八から九までが遠い遠い。岩場はさらに急になり、スタート時は真夏☀の気温、23時の八合目は真冬☃の気温です。風が吹くとさらに体感温度は下がり寒さで震えます。

九合目の鳥居が見えた時は寒さと嬉しさで震えていました。標高は3250メートル!ここまでくればあと少し。

九合目から山頂までは距離は短いのですが、登頂渋滞のために空を見る余裕も出てきます。見上げると満点の星空、流れ星、教養がないのでわかる星座はオリオン座程度ですが。

夜中の3時を過ぎると空はうっすらと明るくなってきます。朝が来るってなんて嬉しいのだろうと夜勤時代の想いと被ります。

さあ山頂は目の前。最後の鳥居をくぐる時は毎回涙が出てしまいます。

ここに来られた達成感、ここに来ないと見られない景色、連れてきてくれた兄と付き合ってくれた娘に感謝しながら感動のご来光🌄です。

で、下山…。下山の素晴らしい景色もはじめは素敵ですが、この砂の道を永遠に4時間ほど歩きます。そう、山は登ったら下りないとならないのでした。

膝は間もなくがくがく👣となり、何度もすべって転んでは立ち上がる地獄の下山です。

ようやく死ぬ思いで六合目まで来た時、いました、昨日のお馬さんたちが🐎🐎🐎。「乗りたい」けど乗りたいなんて言えない自分との闘いをなんとか制し、9時30分無事に五合目まで下山しました。

富士山は見るものです。

もう私を富士登山に誘わないで下さい。